月曜, 17 3月 2014 11:54

202のドゴイ君も・・・

 

3年間野球部で生き抜いたドゴイ君。

下宿生の中で一番関係が深かったように思う。

決して真面目一本ではない。バランスの取れた子だった。

毎日。毎日、朝食前に汚れたユニホームを手洗いし続けた。

自宅ならお母さんが洗っておいてくれるだろう。

だから、せめて、絞って干してあげることにしたけど、その感謝を

いつも口にしていた。

くたくたになって帰って食堂で遅くまで勉強をした。

でも全力を出し切った体は意思に反して寝てしまう。

けどそれも言い訳せずにがんばった。

自分のことを自分でしなくてはならないない状況に、ドゴイ君は

親がなぜ下宿に入れたかわかるとつぶやいたことがあった。

先輩、目上の人に対して言葉も、気遣いも出来る子だった。

それはチームの中だけで培ったものだけではないように思えた。

言い訳にならないと言ったけど、部活で燃え尽きた分、勉強は

中途半端だったように思う。

来年グレードupして挑戦すると言い残して下宿を出た。

長く話していると涙がにじむので別れを告げた。

貴方なら出来る貴方の優しさは医学部が似合う、進んでいい。

がんばれ!!

そして、時々いただいていたお父さんの手打ち蕎麦。

もう味わうことは出来ないだろう。ありがとうございました。DSC09707

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